(白梅の花言葉は「気品」です)
8月になり梅の花が咲き出して来ました。冬の峠を越した感じのクライストチャーチです。でも油断はできません。昨年は、暖冬で早い時期に梅の花が咲いてしまい、その後に厳しい霜が下りてしまって梅の実が付きませんでした。今年は無事に実が付いてくれることを願っています。
Plum(梅)は、中国原産のバラ科サクラ属の落葉小高木です。花色は白、薄紅、紅色などがあります。梅の果実は初夏の頃に結実します。
和名の梅(うめ)の語源は諸説ありますが、一つは中国語の梅(マイ)(ムイ)(メイ)の発音を日本的に発音したという説です。昔の日本人は「ンメ」と発音していたのが「ウメ」になったとか、馬も「ンマ」が「ウマ」になったと言われています。
梅の学名も「Prunus mume」と江戸時代の日本語の」発音「ンメ」から由来すると言われています。英語では梅を「Japanese appricot」(日本の杏)とも呼ばれています。
中国原産の梅が日本に渡って来たのは、弥生時代の頃だと考えられていますが、遣唐使が日本に持ち帰ったという説もあります。
梅は塩と並んで最古の調味料とされています。良い味加減を意味す言葉で「塩梅」(あんばい)という言葉を使われますが。元々は中国語で梅と塩による味付けが上手くいった意味を表す言葉だっとか。
(ワンポイント)
*花が咲き終わったら直ぐに剪定をすること
*剪定することで、木全体に日光が当たり花芽が付けやすくなります
*剪定することで、風通しがよくなり木が元気になります
*剪定した後、グングン伸びて来る枝は根元から切り取ること
*冬に下向き、横向き、くねった枝を間引きすること
*肥料は花後と初冬に
(梅の花言葉)
「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」
*「上品」「高潔」は、梅の花の色や花姿から来た言葉です
*「忍耐」は、まだ寒さが厳しい時期に咲く梅の花から取られた言葉です
*「忠実」は、菅原道真の飛梅伝説に由来する言葉です
(飛梅伝説)
平安時代、菅原道真は政争に敗れて九州、大宰府に左遷されました。道真は京の屋敷で一際愛でて来た梅の木、松の木、桜の木との別れを惜しみました。
そんな道真を慕う庭木たちも道真との別れを惜しみました。桜の木は悲しみのあまり枯れてしまいました。松の木は空を飛んで道真を追いますが、途中で力尽きて摂津の国の丘に降りて根を下ろしてしまいました。
梅の木は一夜で大宰府に飛んで行き、道真の元に根を下ろすことができたとそうです。
「東風(こち)吹かば にほひこせよ梅花(うめのはな)」
*私がいなくなっても、春が来るたび忘れることなく、梅の木よ、芳し花をさかせておくれ
菅原道真が庭の梅の木に別れを惜しんで詠んだ歌です。
(余談)
「松竹梅」というと「金銀銅」のようなランク付けに使われることもありますが、元々は、「松竹梅」に上下はありませんでした。平安時代に「松」が常緑で不老長寿を思わせるめでたいものとされ、室町時代に「竹」が真っ直ぐ伸びることで縁起が良いものとされ、江戸時代に「梅」が新春を彩るめでたい花とされたのが、順番に「松竹梅」と書くことで、縁起の良いおめでたい言葉として使われ出したのが始まりでだそうです。
「松竹梅」に上下を付けたのは、お寿司屋さんだとか、元々「特上、上、並」という料金設定があったが、ストレート過ぎる言い方だったので「松竹梅」とお客さんが注文し易い表現にしたのが始まりです。
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