スモモの花が咲きました。挿し木から育てたスモモの木、今年こそスモモの実の収穫を成功させたいと思ています。
Plum(スモモ)は、中国原産のバラ科の落葉性中高木です。成長すると樹高は2~4mほどになります。
スモモの名前の由来は、桃に似た酸っぱい実をつけることから「酸桃」(スモモ)になったと言われています。もう一つの説は、桃と違って実に毛がないことから「素桃」と呼ばれたからだとか。
(ワンポイント)
*1株では実を付けにくいので品種の違う株を2つ栽培すること
*実は、苗を植えてから3~4年は実をつけません
*日向を好み、乾燥を嫌います
*秋に植えるのがベスト、冬の終わりごろから根が動き始めます
*冬の休眠期に、全ての枝先を6分の1ほどに切り戻し剪定すること
*花が咲いて1か月後に1回目の摘果、大豆ぐらいになった実で痛んでいるものを間引く
*1回目の摘果から1か月弱で2回目の摘果、小果の品種なら5㎝、中果なら8㎝、大果なら10㎝の間隔で間引く
*実がなっている時に肥料が効きすぎると果実がなかなか熟さなかったり、生理落下を引き起こすので要注意
*収穫後にお礼肥えを与えると良い
*夏期剪定、夏に来年の花芽を作ります。その前に真っ直ぐ徒長した枝は全部切除すること
(スモモの花言葉)
「誤解」
スモモの花言葉の「誤解」は、「李下に冠を正さず」という中国の古典詩の中にある「君子行」の一節に由来する言葉です。「李」とはスモモの木を意味する中国語です。
(原文)君子防未然 不慮嫌疑問 瓜田不納履 李下不正冠
*疑われるような行動は慎み、嫌疑を受けるような所へは行かないこと、例えるなら、瓜畑でかがんで靴を履きなおすことをせず、スモモの木の下で冠を直したりしないことだ。
この「李下に冠を正さず」は、斎の威王と後宮の虞姫(ぐき)の逸話でも有名です。
斎の威王と言えば、「鳴かず飛ばず」の言葉の由来があります。
ある時、勇気ある部下が「我が国には大鳥がいて、王庭にどどまっております。この3年間鳴くことも飛ぶこともしません。この大鳥はなんでしょうか」と魔をかけて諫言しました。
威王は、「この大鳥は、飛ばねばそれっきりだが、ひとたび飛べば天上まで飛び上がるだろう。また、鳴けなければそれっきりだが、ひとたび鳴けば人々を驚かすだろう」と返答しました。
この後、威王は政務に励み、賞罰を厳しくして国を治めたと言われています。
威王の9年間の無為無策は、人、他国、役人を油断させるためだった。この故事から「鳴かず飛ばず」が出来ました。
なので、本来の「鳴かず飛ばず」の意味は、「将来の飛翔を期して雌伏(しふく)の時を過ごしている」という意味を示す言葉だそうです。
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