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Anemone(アネモネ)

更新日:2023年9月17日


今年の3月23日に球根を植えたアネモネが咲きました。アネモネの球根が25個(花色はミックス)入ってNZ$4.98(約388円)でした。25個植えた中で何個花を付けてくれるか分かりませんが、球根なので毎年咲いてくれるそうなので、コスパがとても良い草花だと思いました。


Anemone(アネモネ)は、ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域が原産のキンポウゲ科の球根植物です。 英語の別名で「Wind flower」(風の花)という素敵な名前を持っています。この名前の由来は、春の始まりのおだやかな風が吹き始める頃に花を咲かせることから来たと言われています。


(ワンポイント)

*夏の終わり頃から秋にかけて、球根は尖っている方を下にして植えること

*秋に芽を出し、春先に花を咲かせ、夏前に地上部は枯れる

*日当たりと水はけの良い場所を好む

*多肥を避ければ、何年も植えっぱなしで花が楽しめる

*茎が空洞なので、生ける時は水は浅めに


(アネモネの花言葉)

「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」


*アネモネは、ギリシャ神話の失恋話になっていることから、切ない花言葉になっています。


(アネモネにまつわる神話)


ギリシャ神話:

美の女神アフロディーテが、美青年のアドニスに恋していました。それを面白く思わなかったアフロディーテの愛人の軍神マルスが、イノシシに姿を変えてアドニスを牙で刺して殺してしまいました。アドニスの亡骸を見てアフロディーテが涙を流してしまいました。その涙がアネモネになりました。(アドニスが流した血からアネモネが咲いたという説もあります。)


ローマ神話:

花と春と豊穣を司る女神フローラに使えていた侍女アネモネをフローラの夫である西風の神ゼフュロスが見染てしまいました。それに嫉妬したフローラはアネモネを花にしてしまいました。それが花のアネモネの起源だと言われています。


アネモネの花をおだやかな風が包むように揺らすのは、きっと西風の神ゼフュロスの仕業に違いありません。別名「Wind flower」(風の花)と呼ばれるのも納得がいきます。


(余談)

*クリスマスローズ、ラナンキュラス、クレマチスもアネモネと同じキンポウゲ科です

*イスラエルは、2013年からシクラメンからアネモネに国花を替えました


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